2008年06月13日

「ベトナム経済事情:経済変調が強まる中での金利引き上げ実施」(第一生命経済研究所 経済調査部)

「ベトナム経済事情:経済変調が強まる中での金利引き上げ実施」(第一生命経済研究所 経済調査部)


(要旨)
• ベトナム国家銀行(中央銀行)は10日、足元のインフレ圧力に対応するため、政策金利である公定歩合(レポ金利)、リバースレポ金利、基準金利をそれぞれ13%、15%、14%に引き上げる決定を行った。

• 足元のインフレは、国際的な商品市況の高騰によるコストプッシュ型インフレに加えて、直接投資や海外労働者送金の流入による過剰流動性が内需を押し上げていることによる需要インフレ要因で増幅しており、5月のインフレ率は前年比+25.2%となっている。この結果、利上げによっても実質金利は依然マイナスとなっており、利上げによるインフレ抑制効果は限定的になると見込まれる。

• インフレの亢進により、先行きのベトナム経済は内需の押し下げによる景気下押し圧力が強まるものとみられる。その一方、中国の投資環境の変化により「ネクストチャイナ」筆頭格の同国向けの直接投資は依然として旺盛であり、景気の下支えになるものとみられる。

• 今回の対応の契機として、先物市場での通貨ドンの切り下げ観測があり、市場には一部に同国が通貨危機の引き金を引くのではないかとの憶測があった。しかし、同国は過去10年の間で潤沢な外貨準備を積み上げているほか、資本移動規制により急激な資本流出を免れる体制を整えており、短期的ショックへの耐性は備わっている。それ故に、同国政府は早急に実効性のあるインフレ抑制策を出すことが求められよう。



ベトナム株ランキング2位の「ベトナム株ブログサラリーマン」さん、ベトナム市場の明るい兆しについての記述、要チェック!
にほんブログ村 ベトナム株
posted by vietnammoney at 22:51| Comment(1) | TrackBack(0) | ベトナム経済分析レポート紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
相変わらずベトナムはインフレが収まりませんね。
高金利政策継続中です。
http://xn--fdke7b4a4584cuol.seesaa.net/
Posted by ベトナム大好き at 2008年06月17日 13:24
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
最近の記事
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。