http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/asia/pdf/as09091.pdf
7-9月期の実質GDP成長率は、前年同期比+5.2%と前期(同+4.4%)から回復が進んだ。中国資本の流入などで鉱工業をはじめ、すべての産業で生産の改善が進んでいる。また、インフレの低下に加えて、政府の大規模景気対策や金融緩和策などが効果をみせ、内需の勢いが戻っている。中国資本の流入は中国向け輸出の拡大をもたらし、内外需ともに堅調な推移が続いており、前期比(季節調整試算値ベース)でも+2.4%と高成長が続いている。
政府は、2009年の経済成長率の目標を前年比+5.0〜5.2%としており、鉱工業部門を牽引役に成長率が目標を上回る可能性も示唆しているが、景気対策は継続され、金融当局も政府の目標の達成に向けて緩和姿勢を続ける見通しである。こうした中、ADBは『アジア経済見通し(改定版)』で、同国の2009年の経済成長率を前年比+4.7%に0.2p上方修正したが、インフレ圧力が年末に掛けて高まる可能性から、インフレ見通しも前年比+6.5%に2.8p上方修正している。なお、当研究所では8月に定例の見通しの改訂を行い、2009年の経済成長率を前年比+4.3%(5月時点から0.1p上方修正)、2010を同+7.2%(同0.4p上方修正)とした。インフレ見通しは2009年が前年比+5.9%、2010年が同+6.4%としている。



